2010年2月21日日曜日

USD

先週は金曜早朝にFRBによる公定歩合引き上げで急変した他
ユーロの弱みであるギリシャ問題でも進展するどころか
イタリアもギリシャと同様の状況との話も出てくるなど
相場の力関係を大きく動かすような材料がしっかり出た一週間でした。

それに伴い主要通貨間の力関係も大きく変化しましたし
テクニカルも影響を受けた結果、ドル円の中期は転換間近まで上昇。

結果的に先週中の転換はならなかったものの、
ここ最近では最も転換に近い位置に来ているため
今週の動き次第では中期転換の可能性も十分。

逆にポンドは先週力関係上弱い位置で推移したため
ポンド円、ポンドドルそれぞれにおいて短期・中期が下向きで揃い、
順張りショートにはリスクが低い相場に変化しています。

ユーロ、スイスは対円、対ドルでこのような状態でしたが
ポンドも同じように変化したことは重要なポイントですので
今週も力関係、テクニカル変化をしっかり見て
チャンスがあれば強かに狙いたいところです。

 ※文中のテクニカル表記(短期・中期・長期)とこのブログの読み方について
 →http://kawasefxken.blog71.fc2.com/blog-entry-1298.html


続いて金曜の引け方に目を移して一日の対円変動率を見てみると
最も強い位置で引けたCHFが0.45%、EURが0.36%、CADが0.35%、AUDが0.10%、
USDが-0.17%、NZDが-0.19%、GBPが-0.62%となっていて
力関係はCHF>EUR≒CAD>AUD>JPY>USD≒NZD>GBPに変化。

木曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
CAD>USD>AUD>CHF>EUR>NZD>JPY>GBPでしたから
北米(特にドル)が位置を落としたことやポンドが弱いままであること、
そしてこれまで弱めだったスイスとユーロがやや強めであることなど
力関係にも一応の変化が出ています。


さらに金曜の動きで変化した各通貨のテクニカルを軽くおさらいすると
ドル円は金曜夜のFXメルマガ配信時に出した時間分析の目処である
91.60付近で引けたため短期は上向きで継続。
また中期はフラット、長期は下向きで継続しています。

※1月のFX取引結果まとめ・1月末で確定した長期テクニカル詳細
http://kawasefxken.blog71.fc2.com/blog-entry-1506.html

金曜は全体的にドルと円が力関係上近い位置で推移したため
値動きは少なくテクニカル的にも今週前半のように
少し方向性が乏しくなりつつある状況です。

また木曜の動きで中期転換かという地点に到達しましたが
金曜は伸びなかったことで結局中期転換もなし。

まだ短期が上向きで堅調な位置をキープしていますから
今週はこのまま再び上昇して中期転換に向かうのか
それとも過去何度も抑えられているこのラインで
再び抑えられてしまうのかがポイントとなりそうです。


一方クロス円のテクニカルは金曜の動きで変化していて
力関係上弱い位置で引けたポンド円の短期は下向きに変化。
同じく弱い位置で引けたNZD円の短期はフラットに変化。
その他の短期は上向きとなっています。

また中期はユーロ円、スイス円が下向きで継続していて
金曜の動きでポンド円もやや下向きに変化したことから
現時点では欧州系の中期は下向きという状況。

その他の中期はフラットな状態で継続しているため
現時点ではポンド円のみ短期・中期が下向きで揃い
順張りショートにはリスクが低い状態となっています。

その他は短期・中期が揃っていませんので
取引するには少しリスクがある状況ですが
ユーロ、スイスはここから再び弱い位置に来れば
短期・中期が揃う場面が来る可能性も十分あるので
今週も力関係の変化には注目したいところです。

0 件のコメント:

コメントを投稿